眼科白内障手術、そのズサンな衛生管理の実態は手術室の闇に包まれています。未滅菌で複数患者に使いまわす手術器具、灌流液、注射器すら使いまわしているケースが珍しくありません。これは大手総合病院での話です。また大学病院であっても、、、、これが眼科手術の実態。レーシックだけではないのです。
2012年12月4日火曜日
手術に使う器具に必要なのは消毒ではなく「滅菌」
眼科という診療科は、業界全体として衛生観念が現代医療水準からして外れています。
外科手術に必要な器具は、滅菌が必要です。
滅菌と消毒は違います。
しかし、眼科では消毒のみで滅菌しない器具を使いまわすことは決して珍しいことではないのです。
消毒すらしないで器具の使い回しが横行している現実を考えると、まだマシなのかもしれませんが、清潔が破綻しているという点では五十歩百歩です。
次の資料は、眼科関係では有名な参天製薬のウェブにある広報誌(PDF)です。
眼科手術専門スタッフの輪を広げる
ナースネット
創刊号 テーマ 滅菌・消毒
http;//www.santen.co.jp/medical/common/pdf/ope11012.pdf
とある病院の衛生管理が自慢気に書かれていますが、ナイフ(メス)を滅菌ではなく、消毒だけで使いまわしている点が臆面もなく書かれています。
術中再使用する場合は、灌流液で洗浄後、グルコン酸クロルヘキシジンの0.5%エタノール溶液(通称ヒビテンアルコール)に数分間浸漬後、灌流液に数分間浸し、さらに注射筒に入れた灌流液で十分洗浄し、再使用します。
また、断言はできませんが、超音波手術器具は全症例で交換せず使いまわしているかのような写真が見て取れます。全例分とキャプションがついているのに、1セットしか写っていないからです。
実際、この超音波器具をきちんと交換している施設は日本にはほとんどないと言われています。
眼科医は外科医の端くれですが、いわゆる外科とはまったく違った独自の水準で動いています。
現代日本では、眼科以外の外科系診療科では、消毒しかしていない器具で手術をすることはありえません。そのことは知っておいてください。
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